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地下鉄の終点で降りて外に出ると、そこには人があふれていた。駅舎はとても大きかったが、わかったのはそこまで。というのも、駅舎の入り口にバリケードが出来ていて、そこで乗車券のチェックをしている。ここが改札口というわけでもあるまいに、と思って近づくと張り紙があった。漢字を一生懸命読むと、過剰乗車を防止するために国慶節連休の間は駅舎の手前で一度乗車券を確認させてもらいますというようなことが書いてあった。なるほど。とすると駅前広場にたまっているのは乗車券を持たない連中なのか。しかし、どちらにしてもこれでは駅の売店にも近づけないので時刻表も買えない。なんとか見つけた小さな書籍系売店で交渉するが「没有」の一言で終わりだった。
そろそろ帰国のことも考えて土産物を買いたい。たしか人民広場の新世界城に中国土産コーナーがあるとか観光ガイドに書いてあったような。地下鉄で戻り、行ってみる。
地下1階がスーパーマーケットになっていた。行ってみるとものすごい厳戒態勢だ。商品陳列コーナーに入る入口は2ヶ所しかなく、警備員が張り付いている。ぼくが通ろうとするとさっくり呼び止められた。反対側にいけという。反対側で入ろうとすると、ここでも呼び止められた。おいおい、また向こうに行けというのではあるまいな。すると彼はぼくの背負ったデイパックを指差し、後ろのコインロッカーに入れろというような仕草。といっても日本で見るコインロッカーとは感じが違う。少し戸惑っていると警備員氏が使い方を教えてくれた。1元コインを通す(入れると下の口から戻ってくる)と小さな紙が1枚印刷され、未使用のロッカーの鍵が開く。そこに荷物を入れて閉じる。紙には暗証番号のような10桁くらいの数字が印刷されていた。これが鍵の代わりらしい。なくしたら大変だ。しかし、ここまでの設備を作るとは、よほど万引きの被害が多いのだろうな。ようやく中に入ったぼくは、歯磨き粉とかインスタントラーメンとかの日用品を土産として購入した。
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