Chuzoh Yoshida Institute Complex. 吉田鋳造総合研究所
旅行記資料室 二輪分室 九州LongTouring 【岐阜→佐賀関】 2003/10/10-11 motorcycle
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10月の3連休、単車で走るには最高の季節だ。せっかくなので、自己最西記録を更新しようと考えた。目的地は九州、でも予約を入れたのはオレンジフェリーだ。もちろん、理由がある。




金曜午後に年休を叩き込んで、自宅を3時半に出発。時間もあるので、亀山まで2時間以上かけて巡見街道を南下して、関のドライブインでちょっとラーメンを1杯。自家製焼豚使用!なんて謳ってたけどラーメンそのものは普通のドライブインの軽食ラーメンでちょっとがっかりだ。例によって産業道路と化している名阪無料ハイウェイをかっとんで、そのまま西名阪に入って長原で降りた。ツーリングマップルによるとこのあたりにスーパー銭湯があるらしいのだけど、探し回るものの見つからない。疲れてきたので諦めて長居駅近くの王将でガツガツと餃子を食べてスタミナつけよう、と思ったのだけどその王将はつぶれていた。なんということだ。しかたがない、先刻ラーメン食べたばっかりだけどまたラーメンにするか。長居ではちょっと知られた店らしい3738で特製中華そばを食べる。うどんか?と思わせる極太麺がなかなか。で、店員さんに近くに銭湯はないかと尋ねたところ、すぐそばを紹介してもらった。30分くらいゆっくりくつろいで、これでいい感じに時間もつぶれた。さらに西に進んで、南港ターミナルで乗船手続きを終えたのが出港の1時間少し前だった。
3連休直前の夜ということもあってツーリング族がうじゃうじゃ。中には10年で11万キロ走ったというフリーウェイ乗りの強者のおじさんも。コツコツと遍路をまわっているけどまだ打ったのは50ぐらいだとか。「そりゃあうまいもんありゃあ喰っちゃうし、温泉あれば入っちゃうし。」気持ちはわかる。よーくわかる。
出港の30分前に乗船。甲板ビールを終えた頃に船は動き出した。疲れもあるのでそのまま寝台に戻って寝ることにした。明日着る予定のManchesterCityのユニを用意する。これにも理由がある。





▲郡中港駅。

▲愛媛FCを観よう!

目覚めたのは5時。展望浴室で朝風呂。夜が明けてくる。深い曇り空だ。6時20分に単車群が上陸、そのまま西へ。時間がありそうなので高速利用はやめて一般道を伊予市に向かうことにしたけどこれが失敗。山深い国道を走り抜けて、川内町に入ってから伊予市までが長かった。東予で一緒にフェリーを降りて八幡浜や宇和島に向かう大型トラックも同じ県道を走るようで、時ならぬ渋滞にも巻き込まれてしまい、郡中港に着いたのは7時半近くだった。駅構内に愛媛FCのポスターを見つけた。地道な営業努力は続いているようだ。市駅からの電車を待ちながらいなり寿司で朝食。このあとの予定もあるので控えめに。
通常のルートだとここから西に向かうには内子→大洲→八幡浜となるのだろうけど、ここは海沿いルートでしょうと長浜→保内→のコースを選択。確かに海沿いで気持ちいいのだけど、ぼくにはちょっと心配事が。ガソリンがなくなりかけているのだ。途中で話をしたバイク兄ちゃんも「こっちはスタンドあったかなあ」と不安をかき立てるコメント。しかし長浜の街中でようやくスタンドを見つけて一安心。内子ルートが出来るまではある意味交通の要衝だったはずだけど、長浜ってこんなに寂れているのか。
しかし、このスタンドで不穏な情報を入手することになる。試しに「三崎までどれくらいかかります?」と尋ねると意外な言葉が返ってきた。「2時間………1時間半かな。1時間半はかかりますよ」あれれ、フェリー会社のサイトでは伊予=保内が30分、保内=三崎が60分で1時間半だと書いてあったのに、すでに伊予を出て30分以上経過している長浜で、あと1時間半かかるとは、話が違うぢゃあないかあ。ただいまの時間、8時17分。予定していたフェリーは9時半発でその次は1時間後。ここでの1時間のロスはその後の旅程に致命的な影響を与えかねない。ということで、ここから三崎までは若干の道路交通法違反と若干の顰蹙運転を決行し、スタンドの兄ちゃんが1時間半と言ったところを50分で走り抜けた。佐田岬メロディーラインは半島の尾根部を縦走しているので気持ちいいのはいいんだけど、どうせどんより曇り空で景色を楽しむ感じでもなかったし。
さて三崎港。九州に行くのにわざわざ夜行フェリーを東予までにした理由がここ、国道九四フェリー。クルマや単車の人間にとってはどうってことない選択肢なんだけど、公共交通機関利用だと実に乗りにくいところにある。せっかく初めてバイクで九州に行くのなら国道九四フェリーを使いたいと思っていたわけだ。バスやら何やらで車両甲板も船室も一杯、ゆっくり楽しめる感じでもなく、船内のコンセントを借りて携帯を充電しながら持ってきた本を読んで1時間ちょっとの航海時間を過ごした。工場の煙突が見える。佐賀関は雨が降っていた。やれやれ。


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