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香港の朝は遅い。夜明けが7時近くだから当然かもしれない。ホテル1階のカフェで朝飯。洋式・中式・日式。味噌汁もある。出発は7時過ぎ。商場が開くのは昼近く、午前中は交通マニアの時間だ。ホテルから5分で漆咸道南に出た。8番系統のバスを待つ。5分程待ったところで来た。タコカードをピッ。HK$3.20が引かれた。
| 香港のバスについて。 |
基本的にエリアが決まっていて、九龍・新界地区が九巴=九龍バス、香港島内が中巴=中華バスだったのだが、中巴がサービス向上を怠りなんと営業停止処分。営業権を引き継いだのが新巴=新世界第一バスだ。 とにかくそんな勢力分布だったなかに割り込んだ新興勢力が城巴。新車をふんだんに投入し確実に縄張りを広げている。タコカードの導入も九巴より早かった。そもそも香港のバスはお釣りを出さないし両替機もない。セント単位の運賃設定なのだから、タコカード導入は運賃の取りっぱぐれがない反面、端銭を回収出来ない分不利だという解釈だって出来ると思うのだが、どうなのだろう。
ところで、鋳造は香港のバスの運賃について悩んだ。乗車の段階で収受(タコカードを減算)するのだが、降りる所を申告するわけではないので均一運賃以外考えられない。しかし、地方指南とかを読むとブロック式の段階運賃なのだ。どう解釈すればいいのだろう。 で、行ってみてわかった。これはもう変動制均一運賃としか言いようがない。無理に日本語で表現すれば
どこまで乗っても運賃は一緒/どこから乗ったかで運賃は変わる
となる。彌敦道を通る九龍半島の【1】系統・尖沙咀碼頭=竹園邨で説明してみよう。
日本でよく見かける通称三角表で表現するとこうなる。 ちなみにこの運賃は空調バス用のもの。
↓ ↓ ↓ ↓ |
尖沙咀碼頭 |
4.20 |
4.70 |
4.70 |
↑ ↑ ↑ ↑ |
| 4.70 |
彌敦道 |
4.70 |
4.70 |
| 4.70 |
4.70 |
旺角道 |
4.70 |
| 4.70 |
4.70 |
4.40 |
竹園邨 |
どこから乗ったかで、そのバスの運賃は決まる。だから乗車のタイミングで収受(減算)して構わない。しかし、バスが走るに従って乗車時に収受される運賃はだんだん安くなっていくのだ。
そんなはずはない!と思うだろう。この表が正しければ、 尖沙咀の桟橋から彌敦道の油麻地までと 彌敦道の油麻地から尖沙咀の桟橋までと 同じ区間なのに行きと帰りで運賃が違うということになってしまう。そう。香港のバスでは、同じ区間なのに行きと帰りで運賃が違うのは当然のことなのだ。
もっとすごいことがある。尖沙咀の桟橋から彌敦道の油麻地までバスで行こうとする。本数が多いのは前出の【1】系統と、中秀茂坪まで行く【1A】系統だ。どっちに乗っても同じ?いえいえ、そんなことはありません。尖沙咀からだと、【1A】の終点の中秀茂坪の方が【1】の終点の竹園邨より遠い。尖沙咀から【1A】に乗った場合、彌敦道で降りようが中秀茂坪まで行こうがどこまで乗っても運賃は一緒の法則があるので、当然運賃は中秀茂坪までのもの。もし尖沙咀から【1】系統に乗ると、同様に運賃は竹園邨までのもの。竹園邨の方が近いのだから、当然運賃は安くなる。
つまり、まったく同じ区間なのに乗った系統で運賃が違うというとんでもないことになっているのだ。これが香港のバスの常識。 |
なんてこった。 バスの説明だけでこんなにでかくなってしまったではないか! 仕方ない、ページを変えることとしよう。
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