Chuzoh Yoshida Institute Complex. 吉田鋳造総合研究所
旅行記資料室 国際分室『どこまで続くぬかるみぞ』mar2003 europe
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航空券は確保できた。宿もおさえられた。観戦計画も決まった。もうこれ以上動きようがないと思っていたのだけど、不安は残っていた。まだ確保できていないもの、それは今回の激動の旅行の最初のモチベーションとなったもの。Premiership・ManchesterCity−WestHamUnitedのチケットだ。これが取れなければもちろん観戦は出来ない。しかし、手配師たろう君からようやく届いた彼からの連絡で、再び外堀は掘り起こされる。

ManCityの試合、1日延期になりました」
とひょーん。

チケット確保どころの話ではない。ぼくはいったい何のために欧州旅行を考えたのだ?Englandに渡っても試合が観れないなんて!いやしかしそこは本場。Manchester周辺でもいくつかの試合が組まれていた。たろう君達はDiv2からの昇格プレーオフを賭けた戦いをしているTranmereRoversの試合を観戦するみたいだけど、ぼくには気になっているクラブがあった。RochdaleFC。
生協概念発祥の地として有名らしいRochdaleだが、サッカーの方はなんでもEnglandのプロクラブの中で一番「成功していない」とかのあまりよろしくない評価を受けているのだそうだ。アマチュアリーグに降格しないようにすることだけが望み、みたいなクラブ。現に、今年もDiv3の下半分で「ああ、なんとかプロリーグで夏を越せそうだ」なんて様子を見せている。しかもRochdaleはManchester郊外、Birkenheadよりずっと近い。ごめんねお父さん、ぼくはどうしても呼ばれているような気がするんだ。



というわけで、再び掘り返された外堀は今度こそ埋まった。鋳造は金曜の夜にWienでオーストリア地域リーグを観戦し、土曜の午後にManchester郊外のRochdaleでDivision3を観戦し、日曜の午後にSolingenでOberligaを観る。完璧な……………おかしい。最初はManchesterPremiershipの試合を観に行くだけの計画だったのだ。それが、欧州3ヶ国を駆け足でまわって3部やら4部やらの試合ばかりを観る旅行になってしまった。なぜだ。どうしてだ。どうしてこうなってしまったんだ。間違いなくこんなはずではなかったのだ。

そしてさらに、実はまだイベントは終わっていなかったのである。いったいどうなってるんだ、これは。


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